採用プロセスとは?
採用プロセスとは、候補者を新たに見つけて、その中で最も優秀な人材を採用するための組織固有の計画です。人事部(HR)は通常、採用担当者の支援を受けながら、採用プロセスを進めていきます。シンプルに感じますが、よく考えてみてください。現在、組織が求める新入社員を 1 人採用するごとに、平均で27営業日を要し、4,000 ドルものコストがかかると言われています。
「組織固有」と言うのは、組織ごとに運営方法が異なっているためです。ある企業にとってうまく機能するものでも、貴社にとって最良の選択ではないかもしれません。以下で説明する採用プロセスのステップは、求職者の募集方法と評価方法を決める上での参考とし、貴社の文化やニーズに基づいて適宜アレンジすることをお勧めします。
採用プロセスのステップ
以下は、効果的な採用プロセスを作成し、組織に適した人材を見つけるの上で必要なステップです。採用プロセスフローチャートを使用して、採用において極めて重要な過程を明確にし、大切な情報を伝達することを念頭に置いておきましょう。
1. どのような人材を必要としているのかを明確にする
探しているものが分からなければ、欲しいものは手に入りません。このプロセスの目標は、理想的な従業員を採用することですので、募集している役職の「理想」とは何を意味するのかを検討することから始めなければなりません。このステップは、他の採用プロセスすべてに影響します。ご自身とこの役職に関わって仕事をしている従業員に次のような質問をしましょう。
- 所属している部署でこの役職に就く人の役割は何ですか?
- この役職に就く人が満たすべきニーズ、または有するべきスキルや現在不足しているスキルは何ですか?
- この役職に就く人に不可欠なスキルと資質は何ですか?この役職にかかわらず、どのようなスキルや資質があるとよいですか?
これらの質問について考える際には、貴社の組織図を手元に用意しておくことをおすすめします。組織図を使えば、既存のチームで利用できるスキルが一目瞭然で、この役職に就く人に適している部門や階層を判断できます。
既存の役職で新たに人材を募集する場合は、前回の募集で使用した職務記述書をそのまま使い回すのは止めましょう。関連する責任とスキルが変更されている可能性が高いため、最新情報を理解することが大切です。
2. 職務記述書を作成する
職務記述書は、貴社に対する候補者の第一印象を決定づけることが多いため、よいものにする必要があります。応募者に、必要なスキルや職務を正確に伝えるとともに、その見返りとして何を期待できるかが明確でなければなりません。この役職では報酬以外に何を得ることができますか?貴社での生活はどのようなものですか?これらの人材を得ることでどのような目標を達成しようとしていますか?
企業文化を反映する職務記述書を書きましょう。職務記述書には次に挙げるすべてとは言わないまでも、くつかの項目を含む必要があります。
- 役職と部署
- 場所
- 時間(フルタイム、パートタイム、シフトスケジュール)
- 職務の概要(目的、責任、および会社の他の部署との関係を含む)
- 応募資格
- 望ましい経験と資格
- 貴社およびそのミッションに関する説明
- 給与および福利厚生
伝えるべきことは漏れなくすべて記載する必要がありますが、その一方で、職務記述書はできるだけ簡潔に書くようにしましょう。採用決定にあまり影響を及ぼさないスキルや資質は記載しないでください。